内定辞退ができないと言われたら?様々なトラブルやハードルについて
就職活動をしていると、第一希望の会社の結果が出る前に、他社の内定が先に決まることも珍しくありません。
面接や書類選考の際には、たとえ第一希望の会社ではなかったとしても、「絶対にこの会社で頑張りたい!」という意気込みを見せますよね。
その結果、内定が決まったのに、辞退するとなると失礼な感じがしてしまいます。
しかし、内定が決まって、内定を承諾したとしても辞退することは可能なので、ご安心ください。
ただし、内定承諾前と、内定承諾後では辞退の重みは変わってきます。
円満に内定を辞退するためにも、誠意をもって自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
内定辞退も、ある一定期間を超過すると法令違反になってしまいます。
また、トラブルを回避するためにも、内定辞退の際は謝罪をする姿勢を見せてください。
今回は、内定辞退にまつわる企業側の対策や就活生が気を付けるべきことについてまとめてみました。
これから就職活動を始める方はもちろん、辞退する可能性がある人、内定辞退経験者の方も、ぜひ参考にしてください!
内定辞退は正当な理由があれば大丈夫!企業側の対策とは?
第一志望の会社に内定がもらえるとも限らないので、保険をかけておくという意味でも、他社をいくつも受けてみるのは、普通のことです。
しかし、企業側も今後の経営に影響がありますし、内定者全員が入社する訳ではないことは想定はしていても、想定外の人数になってしまうと大損害を被ります。
採用する企業側も、内定辞退を回避するために色々な対策を講じています。
他社でも内定が出ていて、そちらのほうが事業規模が大きかったり、知名度が高かったりすると、もはや採用担当者だけではどうにもならないですよね。
企業側は、内定辞退をなるべく回避するために、内定者と頻度高めに接触をするようにしています。
内定者向けに職場見学の場を設けたり、内定者同士の親睦を深めるための親睦会をセッティングしたり、2ヶ月毎に会う機会を設けたり…
そこまでの頻度とはいかなくても、メールや電話で定期的にコミュニケーションを取るようにしている企業が大半でしょう。
あとは、企業のトップクラスの人と会う機会をセッティングして、社長などの立場のある方から直々に挨拶をしてもらった、なんていうこともあるようです。
大企業の場合は、そういったことはあまりないかもしれませんが、その会社のトップの方から挨拶をされたら、インパクト大ですよね。
内定者も、「これだけ期待されているんだったら、この会社で頑張ってみようかな」というモチベーションアップにも繋がるかもしれません。
また、内定者が実際にその会社で働くようになった場合、どのように成長していくのかをイメージできるようなアドバイスをしている企業もあります。
その際、なぜその会社を選んだのかなどの理由を深堀りすることによって、内定者の気持ちの迷いを整理することにも繋がります。
企業側も、内定辞退をどうしても避けたいので、あの手この手を使って気持ちを向けさせようとしています。
そこで、自分の気持ちがきちんと固まらなかったとしても、後悔しないようにじっくり考えてみてはいかがでしょうか?
内定から入社まではあっという間に時間が過ぎてしまうので、悩んでいる時間にもタイムリミットはありますが、内定後の対応を見て、自分の気持ちと向き合ってみても、決して遅くはありません。
内定承諾後の就活がバレるリスクと発覚した際の対策について
内定がもらえたものの、まだ第一志望が選考途中だったり、他にも気になる企業があったりすると、就活をスパッとやめるのは難しいですよね。
しかし、滑り止めにと思っている企業に内定承諾をした後、就活を続けているということがバレるリスクも想定されます。
そもそも、内定承諾書の提出期限は5日以内と早めに設定している企業も多いので、あまり悩んでいる時間もなく、とりあえず承諾はしておくケースもあります。
内定承諾後も就活を続けることは可能ですし、入社日から14日以内に辞退をすれば法的にも問題はありません。
ただ、法的に問題がなかったとしても、心証が悪いことは確かです。
誰かの紹介で内定をもらった場合などは、辞退はできないと考えておいた方が良いでしょう。
また、内定承諾後に就活を続けることは、企業側もある程度は許容しています。
万が一、バレてしまったとしても、まだ気持ちに迷いがあることをきちんと話せば大丈夫です。
しかし、辞退をすることが決まったら、早めにきちんと連絡をしましょう。
辞退をする理由、内定をいただけたことに対する感謝の気持ちと謝罪の言葉を添えるようにしてください。
働く会社を決めることは大切なこと
就活は、自分一人だけの戦いのようにも思えますが、様々な人を巻き込んでいます。
内定辞退といったように、企業に迷惑を掛けてしまうことはよくある話です。
常に、感謝の気持ちを持って、丁寧に対応することを心がけましょう。