レジ袋有料化は本当に効果あるのか?いろいろ疑問に思うことが…
2020年1月からスタートしたレジ袋有料化。
この背景には、プラスチックごみ問題や地球温暖化防止などがある訳ですが、色々な不満を抱えている人もいます。
今まで無料で当たり前のようにもらえていた物に、数円とは言えお金がかかるとなると、受け入れきれない人がたくさんいるのも納得です。
環境問題のことも頭では分かっていても、経済的負担が増えることになれば、ちょっと考えちゃいますよね。
そして、この政策による実際の効果も気になりませんか?!
ネットショッピングが当たり前にはなりましたが、スーパーやコンビニに行かない人はいませんよね。
今回は、レジ袋有料化がどのような効果を生み出しているのかについて、デメリットも含めてまとめてみました。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
コンビニのレジ袋有料化の効果は?
実際のところ、コンビニでレジ袋を有料で購入する人というのは激減しています。
買物をする人の約1割程度に留まっているとか…
これだけ聞くと、環境問題が解決しているかのように思えますが、プラスチック製の袋を100円ショップで購入する人が増えているんですよね。
私自身も、レジ袋をゴミ袋に再利用しているので、買物の時に有料で買わなくても、結局ドラッグストアなどで買っちゃっています。
もちろん、エコバックも持ち歩いているので、全く効果がないとも言い切れないんですけど…
結局のところ、ゴミ袋に流用している人も多いので、根本の解決にはなっていないのではないかと思います。
コンビニで買物をした時にレジ袋を買わなくても、別でプラスチック製の袋を買っている状態なので、意味がないですよね。
でも、日常生活において絶対に使う物なので、ないと困るっていうジレンマです。
また、コンビニ側の問題としても、毎回いちいち「レジ袋は必要ですか?」ってお会計の度に聞かなきゃいけない…
朝の通勤時やランチタイムの混雑している時なんかは、かなり非効率ですよね。
レジ袋が必要かどうかの意思表示カードもあるケースもあるものの、いまいち浸透していないようにも感じます。
「レジ袋を買いたい」という意思表示はできても、「いりません」という意思表示は、結局は確認しないと分からないですしね。
また、明らかにエコバック持参のお客さんがいた場合でも、商品をエコバックに詰めるのが、店側なのか、お客さん自身なのか、コンビニによっても対応が違うんです。
そして、仮にスタッフの方がエコバックへの袋詰めを教育されていたとしても、マイバッグを触られたくない人もいるので、難しいですよね。
今までは、コンビニで買物をすれば、当たり前のようにレジ袋に詰めてもらえて、お金もかからなかったので、その方が何かとスムーズだったようにも思えます。
コンビニのレジ袋有料化による売上への影響について
仕事帰りやヒマな時間などに、ふらっとコンビニに行く人も多いですよね。
私も、自宅のすぐ近くのコンビニに新商品をチェックしに行ったり、何も用事はないのに、つい立ち寄ってしまったりします。
でも、よく考えてみたら、レジ袋が有料化になって頻度は確実に減りました。
特に、エコバックを持っていない時というのは、どうしても行かなきゃいけないという時以外、立ち寄らなくなりました。
世の中の動向も、似たような動きをしているみたいなんですよね。
これまでコンビニでまとめ買いをしていたような人も、自分の手で持てるだけの量を購入したり、私と同じようにエコバックを忘れたら入店さえしなかったり…
お昼ごはんを買いにコンビニに行った時なんかも、お弁当だけのつもりが、買う予定のなかったお菓子や飲み物を買ってしまう習慣もありましたが、それもほとんどしなくなりました。
今までだったら、温めてもらったお弁当とお菓子は別の袋に用意してもらえましたが、エコバックを1つしか持っていなかったら分けることもできません。
その結果、「じゃあ、買わなくてもいっか」ってなっちゃうんですよね。
たかが数円のレジ袋なんですけど、有料は有料なので、足が遠のくのは本当に共感できます。
「気軽に立ち寄ることができる」っていうコンビニの良いところが、なくなってしまったようにも思えて、ちょっと残念です。
しかし、そういう人が世の中にたくさんいるとどうなるでしょうか?!
単純に考えて、コンビニの売上は下がっちゃいますよね。
用事もなくふらっと立ち寄って買物をしちゃうというコンビニの良さがなくなってしまったら、当然の結果とも言えるのではないでしょうか。
プラスチックごみの削減は根本的な解決策が必要
プラスチックごみ問題についてですが、使い捨てのカトラリーや食品トレーなんかにも使われていますよね。
それにもかかわらず、なぜレジ袋にスポットが当たってしまったのか、疑問に感じます。
この問題に向き合うためには、もっと効果のある解決策を打ち出さないと、誰もが納得できないのではないでしょうか。