電気自動車の充電は自宅でどうやってやる?気になる電気代や工事代について徹底解明!
ひと昔前よりも、電気自動車は身近なものになってきましたよね。
電気自動車にはバッテリーが搭載されているので、充電が必要になってきます。
気になるのは、充電を自宅でどうやってやるのかというところではないでしょうか。
自宅に充電設備がないと、不便極まりないことは事実です。
充電スタンドなるものも存在しますが、充電切れの度に行かなければいけないというデメリットもあります。
しかし、自宅で充電を可能にしようとすると、電気代や工事費もかかってきます。
電気代は、ガソリン車のガソリン代とほぼ同じ、工事費は5万~10万くらいが目安となります。
いずれにせよ、様々な費用が掛かってくるのは必至です。
今回は、電気自動車にかかる費用や補助金のことについてまとめてみました。
これから、電気自動車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね!
電気自動車の充電を自宅でできるようにするためにかかる費用について
電気自動車を自宅で普通充電するということを前提に考えてみましょう。
家庭では、1kWhあたりおよそ30円の電気代がかかります。
1kWhというのが、いまいちどれくらいなのかイメージが湧きづらいですよね。
大体、ドライヤーを40分使い続けるくらい、もしくは60wの照明器具を16時間つけっぱなしにするくらい…こんな感じです。
1kWh充電すると、電気自動車は6.7kmほど走行することができます。
この数字ですが、実はガソリン代とほぼ同じ。
電気代は昼間の充電で換算しているので、夜間に充電するのであれば、電気自動車の方がお得ということになります。
ただし、最初に自宅で充電できるための環境を整える必要があります。
大規模な工事をする訳ではないのですが、自宅の駐車場にコンセントを設置しなけれななりません。
駐車場と分電盤との距離によっても工事費は変動しますが、5~10万円は最低でもかかってきます。
ただし、電気自動車を購入した際に、ディーラーやメーカー側のサービスで工事費を負担してくれるというケースもあるようです。
充電環境を整えるコストを少しでも抑えたいという方は、キャンペーン情報も入念にチェックしておきましょう。
壁掛けタイプやスタンドタイプなどのスタイリッシュな充電環境を求める場合は、コンセントタイプの2~5倍は費用がかかるので、注意してください。
また、マンションや分譲住宅などの場合は、オーナーや管理会社等の合意も必要になってきます。
マンションに充電環境が整っている場合もあるので、こちらも事前に確認するようにしましょう。
電気自動車の補助金とは?東京都の場合
電気自動車は、二酸化炭素の排出を抑えることができるため、環境保護の観点から、推奨している自治体も数多くあります。
つまり、電気自動車を利用する個人や事業者に対して補助金を出してくれるという訳です。
東京都の場合、「ゼロエミッション東京」という環境先進都市を目指して独自の取り組みを実施中です。
令和2年度までは、個人の電気自動車の車両購入費を30万円補助していましたが、翌年からはこの金額を一気に上乗せし、45万円まで拡大しました。
更に、一定条件を満たせば、環境省補助により60万円まで上乗せすることも可能。
こういった補助金制度を有効活用できれば、ガソリン車を購入するより、グンとコストを抑えることができそうですよね。
しかも、安く購入できるだけではなく、環境にも優しいとなると良いこと尽くしと言えるのではないでしょうか。
「電気自動車=値段が高い」というイメージが先行していることは確かです。
一方で、こういった補助金制度のことが、あまり認識されていないのかもしれません。
こちらの補助金が適用されるのは、東京都内に住所がある個人や法人です。
申請手続きも、必要な書類を郵送すれば良いので、簡単にできるでしょう。
東京都の他にも、補助金制度を実施している自治体もたくさんあります。
たとえば、神奈川県川崎市だと10万円、千葉県松戸市だと3万円、埼玉県深谷市だと6万円、栃木県日光市だと10万円などなど…
ただし、各自治体の予算が上限に達したら、補助金制度も打ち切りになってしまいます。
また、補助金の金額や条件は毎年見直しがされています。
申請する前に、自治体へ問い合わせをしておくと良いでしょう。
申請書類に関しても、基本的に先着順になっているので、出遅れないように速やかに提出することが大切です。
補足ですが、中古車や新古車の場合は、補助金制度の対象外となってしまい、補助金は受け取ることができないので、ご注意ください。
電気自動車のメリットを最大限に活用しよう!
電気自動車は、エコの観点からも注目を集めています。
初期費用が高くなってしまうイメージもあるかもしれませんが、補助金制度を上手く活用して、費用を抑えていきましょう。
まずは、ディーラーや販売元に確認をして購入手続きを進めると確実かと思います。
電気自動車に乗り換えて、少しでも地球環境問題を解決していきましょう!